こんにちは。
今回は、Microsoft アカウントと組織アカウントについてです。
Microsoft のサービスを利用されている方でも、この 2 つのアカウントの違いをご存知ない方がいるくらいなので、Microsoft のサービスを使っていない方にはとってもわかりにくいものなんだろうなぁ〜って個人的には思ってます。
去年 1 年間でも、前職の職場でこのアカウントの違いを 3 回くらいは説明した気がします。
そんでもって、Microsoft や Microsoft に関連するサービスを使っている中で、この 2 つのどちらかしか使えないシーンがあったり、その昔は、同じメールアドレスで、Microsoft アカウントと組織アカウントを使えてしまった時代があったり、Microsoft の製品でも昔は Micorosoft アカウントだったけど、今は組織アカウントになっているものとか色々ある(ような気がしている)ので、混乱しやすいんだと思います。
そして、自分も最近、組織のメールアドレスを使った Microsoft アカウントを過去に使っていたために、ちょっと困ったこともあったので、その辺を書いてみようと思います。
Microsoft アカウントと組織アカウントについて
まずは、Microsoft アカウントと組織アカウントについて、現時点での位置づけをまとめました。
多分、だいたいあってるはず。
ちなみに、Microsoft Azure のポータルにサインインするときに、メールアドレスを入力すると、以下の画面が出てくると思います。
これの、「個人アカウント」が Microsoft アカウントで、「職場または学校アカウント」が組織アカウントだと思ってください。
Microsoft アカウント
Microsoft アカウントについて調べて見たら、Microsoft のドキュメントは以下のドキュメントがありました。
ただ、正直、何を言っているのかよくわかんない。
僕は、Microsoft アカウントは、Microsoft のサービスを利用する際に使用する「個人」のアカウントで、アカウントの管理は、Microsoft が行なっているものだと認識しています。
このアカウントを作成する前提条件としては、個人が受信できるメールアドレスがあるということです。
ですので、メールは、gmail でもいいですし、outlook.com でもいいですし、極端な話、職場で使っているメールアドレスでもいいんです。
ただし、職場で使っているメールアドレスで Microsoft アカウントを作成することはお勧めできません。
っていうか、やらない方が絶対にいい。
だって、転職したらそのメールアドレスのメールを受信できなくなっちゃうもん。
なので、個人で管理しているメールアドレスを使いましょう!
組織アカウント
組織アカウントは、すごく雑に言っちゃえば、Azure Active Directory(AAD) で管理されているアカウントです。
ですので、管理しているのは、AAD を管理している人で、通常は各企業の管理者です。
わかりやすく確認するんでしたら、Microsoft Azure で 30 日間無料アカウントとかを作ってみるといいと思います。
Azure で最初のサブスクリプションを作成すると、必ずテナント(AAD)が作成されます。
多分作られる AAD は、[メールアドレスの「@」と「.」を抜いた文字列]+[.onmicrosoft.com]というドメインになっているはずで、ユーザを追加すると、[ユーザ名]+[@]+[メールアドレスの「@」と「.」を抜いた文字列]+[.onmicrosoft.com] という超絶長いメールアドレス形式のアカウントになるはずです。
この追加したアカウントが組織アカウントです。
で、Microsoft 365 を使っている企業ですと、職場のメールアドレスは組織アカウントのアカウントと一緒の形にカスタマイズしていることが多いはずです。
まぁー、なんにせよ、AAD で管理されていて振り出されたアカウントが職場アカウントです。
Microsoft アカウントと組織アカウントで、同じメールアドレスを使っている問題
これ、僕も前職であったんですよね。
Skype かなんかを利用するために、会社のメールアドレスで Microsoft アカウントを作るように情報システムから言われて作りました。
で、Office 365 も使ってて、多分そっちは組織アカウントでサインインしてたはずです。
なので、異なるアカウントを1つのメールアドレスで利用している状態になりました。
なので、Outlook で予定いれられると、Office 365 の Outlook にメールがくるけど、普段は別サービスのメールを見るという、意味不明な状態になり、outlook の予定はめんどくさかったので自動承認にして出たいものに出るっていう運用にしました。
そういうのが、昔はできちゃったのが、途中から組織アカウントで使われてるメールアドレスで Microsoft アカウントが作れないみたいなときもあった気がします。
たしか、その辺の流れでこの記事かいたんですよね~。
まぁーあのときは、製品によっては無慈悲に Microsoft アカウントに認証行っちゃってなんもできないとかがあったから、しょうがなかったんだろうけどねー。
ただ、今はだいぶ状況が変わってきたので、アカウントの役割でちゃんと運用を見直してもいいような気がしますね。
職場のメールアドレスで Microsoft アカウントを作ったために起きた問題
これは、ぼく自身が体験した問題です。
ぼくは、MCP の受験の時に使う、Microsoft アカウントを「職場のメールアドレス」で取得し、MCP を取得してました。
で、職場のアカウントの Microsoft アカウントに、MCP ID が紐づきました。
それとは別に、MVP で活動していた本当に個人のメールアドレスの Microsoft アカウントもその後できました。
で、Microsoft Azure のサブスクとかも紐づいてるし、Microsoft Learn も紐づいてます。
それから月日が流れ、2 回転職したところで、MCP の受験が必要になりました。
そこで、ぶちあたったのが、昔の職場のメールアドレスとパスワードは覚えていたので、MCP 試験を申し込み画面まで行けたんですが。。。
多分、今はその企業さんでは組織アカウントが発効されていて、同じドメインだったので社員として見えちゃったんでしょうね。。。
ってことで、ぼくは何もみてないので何もしりませんけど、ひとまずそっ閉じしました。
でね。感覚的な話なんだけど、
MCP ID を持つ Microsoft アカウントと、Microsoft Learn をやったアカウントって一緒にしたくなりません?少なくとも僕はそうしたいって思いました。
で、今回の僕のケースだと、2 つの Microsoft アカウントをどっちかに統合ってできないんですよね。
片方は、MCP ID もあるし、Azure のサブスクももっているんですよね。で、もう1個も Azure のサブスクもってるんで、どっちもちゃんと動いてるアカウントって統合できないんです。
もし、それに近いことをしたかったら、
- 職場のメールアドレスの Microsoft アカウントで MCP ID を紐づける
- 個人のメールアドレスを、1 の Microsoft アカウントに紐づける
- 個人のメールアドレスで、Azure のサブスクリプションを紐づける
とかだったら、多分できたはず。
しがらみを持っていないメールアドレスなら、こんな感じで、アカウント エイリアスをつかって 1 つのアカウントを複数のメールアドレスで管理することができます。(部分的に、アカウントを口座って翻訳してる場所があるのは気になる。。。この画面には載ってないけど)
ただ、個人のメールアドレスで作った Microsoft アカウントで MCP をとっていくと、企業に割り当てられたバウチャーをどうやって使うのか問題ってありますよね。
これは、Micorosoft アカウントって 5 つまで職場アカウントを紐づけできるのでこれで回避できるはず。
(って、いつもの写真いれてないや。。。)
ということで、ぼくは Microsoft Learn をやっていた Microsoft アカウントで MCP を今回受けたので、MCP ID も 2 つになりましたw
まとめ
ってことで、Micorosft アカウントは、個人で使ってるメールアドレスのものにしよう♪
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