こんにちは。
今回は、「Microsoft Azure Well-Architected Framework」について。
WAF って略したりしますけど、WAF って Web Application Firewall の方が先に頭に浮かんじゃうんだよな~w
でも、今回の記事で、WAF って書いたら、「Well-Architected Framework」のことですからね。
ちなみに、WAF とセットでよく話される、CAF(Cloud Adoption Framework) ってのもありますね。
Well-Architected Framework とは
「Microsoft Azure Well-Architected Framework」は、以下にドキュメントがあります。
すんごいざっくりいうと、Microsoft Azure を使って本番環境を構築して運用していくっていうのは、ひとまずなんかアプリを動かすだけの環境とは違って、運用のことやセキュリティのことや様々なことを考えないといけないですよね。
その設計を行うための検討項目のノウハウ集って感じですね。
まぁー、運用は環境とかコストとか、色んな事情によってそれぞれ違うと思うので、WAF のすべてを守ることは難しいと思うんですが、でも、検討したうえで対応しないってするのと、そもそも検討から漏れてるのでは全然話が違うので、とても参考になるドキュメントだと思います。
「Microsoft Azure Well-Architected Framework」を今回の話の軸にしていますが、そもそも「Well-Architected Framework」って、別に、Micorosoft Azure だけあるんじゃないんですよね。
むしろ、MS の方がリリースしたのは後発なんですよね。
多分、MS で WAF の話題が出てきたのってこの辺の記事あたりかな。
ちなみに、AWS のもリンクを貼っちゃおっと
AWS は、6つの柱らしいっすね。
- Operational Excellence Pillar
- Security Pillar
- Reliability Pillar
- Performance Efficiency Pillar
- Cost Optimization Pillar
- Sustainability Pillar
Microsoft Azure Well-Architected Framework
ここからは、「Microsoft Azure Well-Architected Framework」について。
WAF の Microsoft Azure 版ですね。
Microsoft Azure Well-Architected Framework は、以下の 5 つの柱です。
- Reliability
障害から回復して動作を続行するシステムの能力についての項目 - Security
脅威からアプリケーションとデータを保護についての項目 - Cost Optimization
もたらされる価値を最大化するためのコスト管理についての項目 - Operational Excellence
運用環境でシステムを継続的に動作させる運用プロセスについての項目 - Performance Efficiency
負荷の変化に対応するためのシステムの能力についての項目
AWS よりも、1 つ足りなくて「Sustainability」がないじゃんって思った方もいるかもしれないですが、 MS は、Micorosoft Azure だけじゃなくて、Microsoft 365 とかもあるのでもうちょっと広い範囲で「Sustainability」に取り組んでいるから、こんな感じで別サイトになってるんじゃないかな~。(知らんけど)
んで、5 つの柱の内容をみると、PM やってる方なら、ウォーターフォール型プロジェクトであれば、基本設計でやればいいってことはわかりますよね。
で、基本設計で検討するためには、どのスコープで進めるかを考えるのにあたって、要件定義工程でスコープ決めが必要なこともわかると思います。
で、この作業を行うレイアの人が、WAF のドキュメントを全部読んで理解して、スコープを絞るのって割とムリゲーな気がしますね。。。
※ クラウドを理解するうえで、まったく読まないはちょっとないと思うし、あるべき姿だけ言えば理解してわかってないとマネージメントできないと思う。ただ、今の日本の SI の状況を考えると PM の IT スキルが必ずしも高くはないし、それよりもやることが多すぎるからしょうがないと思うの。
ということで、そんな時は「Microsoft Assessments」の「Azure Well-Architected レビュー」を使って効率よくチェックしちゃいましょう♪
まとめ
ひとまず、「Well-Architected Framework」を読んで、運用を含めた設計をできるようになると、とても素敵だと思います。
ちなみに、Micorsoft Learn もあるよ~(ぼくは、まだやってないけどw)
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