Windows(クライアントOS) のサポートライフサイクル(2020/02/02時点)

Windows

こんにちは。

少し前に、Windows Server のサポートライフサイクルをまとめましたが、今回はWindows のクライアント OS 版です。

前にクライアントOSについてまとめたことあるんですけど、その後3年位放置だったんですよねー。

Windows のライフサイクル
Windows のライフサイクルについて整理しました。 Windows Vista が提供されたのが、2007年1月30日なのですが、それ以降はOSのリリースタイミングはとても早くなっています。 昔は、メインストリームサポートがリリース後約...

てなわけで、今回は気持ちを新たにまとめようと思います。

 

Windows Server が気になる方はこちらをご覧ください。

Windows Server のサポートライフサイクル(2020/01/29時点)
こんにちは。 Windows Server 2008 R2 が 2020/01/14 でサポート終了となりましたので、サポートライフサイクルを更新しようかなって思いました。   ちなみに、MSのサポートライフサイクルのサイトはこちらになりま...

 

Windows クライアントのサポートライフサイクル

ってなわけで、クライアント OS のサポートライフサイクルをまとめました。

なんとなく、XP をまだ利用されている方もいるような気がしたので、注意喚起の意味で載せてますw

Windows XP,Windows VISTA,Windows 7 は、すでにサポート停止になってますし、Windows 8.1もメインストリームサポートは終了し延長サポートのフェーズにはいっています。

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※1 Extended Security Updates (ESU) are available for Windows 7 Professional, Enterprise, and Professional for Embedded Systems editions of this product, for up to an additional three years past the end of support. Go here to learn more.

※2 Customers have 24 months to move to Windows 8.1 after General Availability in order to remain supported. See the Windows 8.1 FAQ for more information.

※3 Customers have 24 months to move to Windows RT 8.1 after General Availability in order to remain supported. See the Windows 8.1 FAQ for more information.

※4 Windows 10 Semi-Annual Channels are governed by the Modern Lifecycle Policy.
Microsoft will continue to support at least one Windows 10 Semi-Annual Channel until the extended support date of October 14, 2025.
Windows 10 Long-Term Servicing Branches (LTSB) and Long-Term Servicing Channels (LTSC) are governed by the Fixed Lifecycle Policy.

See the Windows Lifecycle FAQ and Windows as a Service (WaaS) for details regarding servicing requirements and other important information.

For end of support dates for specific Long-Term Servicing versions and Semi-Annual Channels, search on the Lifecycle Policy Site.

※5 Windows 10 Long-Term Servicing Channel (formerly Long Term Servicing Branch (LTSB)) is governed by the Fixed Lifecycle Policy.

See the Windows Lifecycle FAQ and Windows as a Service (WaaS) for details regarding servicing requirements and other important information.

※6 Windows 10 Long-Term Servicing Channel (formerly Long-Term Servicing Branch (LTSB)) is governed by the Fixed Lifecycle Policy.
See the Windows Lifecycle FAQ and Windows as a Service (WaaS) for details regarding servicing requirements and other important information.
Note: The Windows 10 October Update (version 1809) was re-released on Nov 13, 2018. Support dates have been adjusted accordingly.

※7 See the Windows Lifecycle FAQ and Windows as a Service (WaaS) for details regarding servicing requirements and other important information.

Unless deferred, subsequent Windows 10 Semi-Annual Channel feature updates may be installed prior to the listed end of Mainstream Support date.

Extended Security Updates (ESU)

現時点では、Windows 7 はサポート終了となっています。

サポート終了となると、使えない OS となるわけではなく、セキュリティアップデートなどが適用できなくなります。

つまり、サポート終了を迎えた Windows を使う場合は、自己責任の上で使うということになります。

 

これに対して、最も適切な対応としては、Windows 7の端末を最新のOS(Windows 10)にアップデートすることであり、このアップデートを無料でできる期間がありましたが、それはすでに終わっています。

したがって、最も簡単に Windows 7 を Windows 10 にアップデートするのは、Windows 10 の PC に HW 入れ替えをすることです。

 

ただ、これができない場合、有償でセキュリティアップデートを行える方法であり、この方法が ESU となります。

ESU について、詳しく知りたい方は、以下のドキュメントが参考になると思います。

Windows 7 の拡張セキュリティ 更新 (ESU) に関する FAQ
2020 年 1 月 14 日以降、Microsoft は Windows 7 を実行するコンピューターに対して、拡張セキュリティ更新プログラムやサポートを提供しなくなりました。

 

ちなみに、上記ドキュメントにも記載されているのですが、Microsoft Azure 上の Windows 7 の VM は、無料の ESU を受けることができます。(料金に含まれるともいえるかも。。)

ということは、Windows Virtual Desktop(WVD) でも WIndows 7 は対応しているので、同じ扱いとなるわけです。

これを機に、クライアントPC をシンクライアント化してしまってクライアントPCの運用管理の効率化を図ってしまうのも1つの方法かもしれませんね。

WVD については、「くらう道」の中の人が色々書いてるので、この辺を参考にするといいと思います。(そして、コミュニティなどで捕まえて質問責めにしましょうw)

Azure Virtual Desktop (AVD) で Windows 7 を展開する!
Azure Virtual Desktop (AVD) では、Windows 7 もVDIとして利用できます。また、Azure上で Windows 7 を動作させた場合、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)が適用され、最大3年間の延長サ

 

まとめ

Windows 7 は、とても普及した OS ですので、正直なところまだ対応できてない方も少なくないと思います。

また、Windows 10 に変えるのはとてもコストが高いことでもあると思います。

 

ただ、みなさんのビジネスにおいて、IT は欠かせないツールでありそのツールにつながる入り口のクライアント PC は、セキュリティの境界線にいるので常に最新のセキュリティ対策が行える状態を作り続けることが大切だと思います。

 

だけど、その状態を情報システム部門だけでガバナンスを利かせていくのも難しいので社内の情報セキュリティ教育を行い、IT リテラシーを向上していくことが必要なんですよね。

 

ただ、セキュリティインシデントが発生すると、企業の存続に影響するような被害がでることもありますし、多くのインシデントは、悪意を持った人によるものを除けば、OSやウイルス対策ソフトなどの最新化を行うことで対応できているケースも少なくないです。

ですので、単純な OS のマイグレーションによる費用対効果で考えるのではなく、セキュリティインシデントを防止を加味した費用対効果でご検討されるといいと思います。

 

ちなみに、WIndows 8系(8,8.1,RT)を利用されている方も、もうサポート終了は3年後と迫っておりカウントダウンが始まってると考えた方がいいと思いますよ。

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