Azure Virtual Machine の新しめの機能のさっくりまとめ

Azure

こんにちは。

Azure MVP なのに、最近 Azure を使ってないのですが、久々に Azure のポータルから Virtual Machine(以下 VM )を作ったら色んな設定項目が増えていたのちょこっとまとめ的なことをしてみようかと思いました。

って、タイトルが雑w

 

VM の設定項目

昨年の11月の mIctosoft Ignite 前には多分なかったよなーってところを、赤枠で囲ってみました。

まずは、「Basics」のタブ

ここは、「Spot VM」関連の設定が増えてますね。

 

「Advanced」のタブ

ここは、「Dedicated Hosts」、「proximity placement groups」の設定と、VM のバージョンが Gen2 を選択できるようになっています。

Cloud Init もいつ追加されてたんだろ~w。最近VM作ってなかったしな~。

 

Spot VM

Spot VM は、未使用のリソースがあったらそのリソースが要求するまでは安価な価格で利用できる仕組みです。

ですので、処理中でも他からの要求により、処理を中断するということが起きてしまいます。

で、お値段はこんな感じ

 

普通のVMの場合

Spot VMの場合

普通のVMが 9,749円/月なので、1時間当たり13.103円くらいです。

プレビューの機能なので半額となっていることを勘案しても、Spot VM めちゃめちゃ安い!!

 

キャパシティバックが発生すると30秒でリソースを回収されちゃうので、いつこれが起きるかがわからないってことになっちゃいますけど、ちょっとした機能検証とかだったら、Spot VM で十分な感じがしますね。

 

詳しいことは、Spot VM のドキュメントはご覧ください。

Use Azure Spot Virtual Machines - Azure Virtual Machines
Learn how to use Azure Spot Virtual Machines to save on costs.

 

Dedicated Hosts

コンプライアンスの要件などで、VM でも isolate された環境が必要になることってあると思います。

そのようなケースで使われるのが、Dedicated Hosts になります。

 

Dedicated Hosts を使う場合は、まずは、Hosts Groups を作成します。

 

その次に、Delicated Host を作成します。

 

このホストを VM を作成するときに指定するみたいです。

ちなみに、この機能は現時点ではプレビューの利用申請が必要となります。

 

Dedicated Hosts の詳細については、ドキュメントをご覧ください。

Overview of Azure Dedicated Hosts for virtual machines - Azure Virtual Machines
Learn more about how Azure Dedicated Hosts can be used for deploying virtual machines.

 

proximity placement groups

VM をリージョンもしくは availability zones で分散すると、物理的に同じ場所にあるわけではないのでネットワークの遅延の影響を受ける可能性があります。

proximity placement groups は、上記のケースの際に物理的な距離を可能な限り近づけるための論理グループです。

 

VMを作る前に、 proximity placement groups を先に作っておくって感じです。

 

ドキュメントを見ても、特にコストのことが書かれてないから、ひとまずつけておくとかでもいいのかもしれないですね~。

設定しておいて、受ける弊害ってなんだろうな~。。。

 

proximity placement groups の詳細については、ドキュメントをご覧ください。

Create a proximity placement group using Azure PowerShell - Azure Virtual Machines
Learn about creating and using proximity placement groups using Azure PowerShell.

 

VM のバージョン Gen2 対応

Azure VM も Hyper-V の Gen2 に対応しました。

Azure 上での Gen2 対応のドキュメントは以下になります。

このドキュメントで、Gen1 と Gen2 の機能比較の情報もあります。

Azure support for generation 2 VMs - Azure Virtual Machines
Overview of Azure support for generation 2 VMs

 

Hyper-V で作成した VM を Azure に持ち込むときに、この世代を気にしなくてよくなった部分も、マイグレーション方法の選択肢を増やすことになるので、その辺で喜ぶ方もでてくるのかな?って思ってみたりもします。

その逆に、Gen2 じゃないと作れない SKU も出てくるので、その辺がちょっとめんどくさいなーって気もしますねー。っていうか、この設定は、Basic で設定できなきゃいけない気もする。。。

 

Cloud-Init

Cloud Init は、Azure VM 構築時に追加インストールとかユーザ追加とか、パッケージの update とかのコンフィギュレーションができる機能です。

現状は、Linux のみで、Windows のイメージではできません。

 

色んなことができそうなので、ドキュメントをご覧ください~

Overview of cloud-init support for Linux VMs in Azure - Azure Virtual Machines
Overview of cloud-init capabilities to configure a VM at provisioning time in Azure.

 

まとめ

Azure VM もいろいろと進化していますね。

たまに触らないとわからなくなっちゃうな~笑

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