こんにちは。
今回は、Azure もくもく会@新宿 #31 のもくもくタイムで調べた、Azure Application Gateway V2 になって変わったことについて、調べた結果をまとめてみました。
といっても、1時間ちょっとの時間で調べたことなので、そこまで深い内容にはなってないですw
Application Gateway V2 について
Application Gateway v2 は、2019/4/30 に GA されています。
この記事の中でも、V2 になって増えた機能について記載があります。
Autoscalling と Zone redundancy
オートスケールと Zone 冗長を V2 から対応しています。
ポータルの新規画面でもこんな感じ。
Capacity type で、オートスケールがあったり、Availability zone が設定できるようになってますね。
また、V1 では、SKU を、S,M,Lで選択しましたが、V2では何個作るかという設定だけになっています。
Static VIPs
VIP もStatic になっていますね。V1 では、Dynamic だったので、Applcation Gateway のサービス再起動の時に IP が変わる可能性がありました。
バックエンドの Web アプリケーションへの接続を Application Gateway 経由に制限したいですよね。つまり、Web アプリケーションに直接アクセスがあるような「横入り」をされたくないわけです。ただ、IP アドレスが変わってしまうと運用管理がめんどくさいので、この改善もとても素晴らしいと思います。
ちなみに、バックエンドを Azure App Service を使っている場合は、Azure DNS と、Virtual Network の Sercice Endpoint を組み合わせることで、VIP を意識しなくとも「横入り」を防ぐ方法があります。このやり方すきだなー。
Header Rewrite
V2 からはHTTP Header の ReWrite ができるようになりました。
ここは、ドキュメントの中にも一般的なシナリオという記載がありますので、その辺を見て頂く方が早いと思います。この機能も V2 の GA を待っていた人には多かった機能だと思います。
Faster deployment and update time
これは、ユーザにとっては喜ばしい機能向上ですよね。
サービスの裏側の OS が変わったらしいけど、その効果なのかなー。。
その他
V2 は GA しましたが、その中でもまだプレビュー中の機能もあります。
Key Vault Integration
Application Gateway で使う、SSL 証明書を、 Key Vault に入れて管理したいですよねー。早く GA しないかなー。
Azure Kubernetes Service Ingress Controller
AKS にデプロイした環境に対して、Application Gateway 経由とすることができる機能です。これ、試してみたいけど、その前に色々勉強しないとなー。
まとめ
Application Gateway V2 の GA は素晴らしいことだと思います。
今のところ似たような機能として、 Azure FrontDoor Service がありますが、だいたい事がやりたくて、リージョンを気にしなくて料金もちょっと高くていいなら、Azure FrontDoor Service で、きっちりちゃんと構成したいなら、Application Gateway なのかなーって感じています。
オマケに
Application Gateway で DDoS対策周りのネタが何かないかなーって探してみたら、ネスケラボの記事にあたったので、リンクはっておこっと
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