こんにちは。
今回は、Windows 10 でのウイルス対策についての情報です。
はじめに
昔に比べて「コンピューターウイルス」という言葉を聞いたことがない方は、だいぶ減ったように思います。
スマホでもウイルス対策を推奨されるケースもだいぶ増えてきていますからね。
もちろん、パソコンでもウイルス対策をする必要があります。
ただ、対策について考える前に、ウイルスに感染してしまった場合どのようなリスクがあるか考えてみましょう。
ウイルス感染時のリスク
ウイルスに感染したときにおこるリスクを考えるためには、どのような被害にあう可能性があるかを知る必要があります。
一応、ウイルスとはという情報は、総務省の Web ページにありますが、はっきりいって「なるほど!わからん!」な感じです。
ウイルス感染で起きることは、一言で言ってしまえば、「勝手にパソコンが操作される」ということでいいと思います。
勝手にパソコンが操作されるということは、例えば、
- 大切なデータを削除される
- 大切なデータを持ち出される
- 他の人へ攻撃をされる
などが、考えられます。
別にそれくらいならいいやって思う方もいるかもしれませんが、本当にいいですか?とお尋ねしたいです。
例えば、他の人への攻撃をご自身のPCから行われた場合、犯罪行為に巻き込まれたのと同じになります。
その後、ご自身が犯した犯罪ではないことを証明することに時間を割くリスクが出てきます。
大切なデータが持ち出されるのも怖いですね。
例えば、恋人同士の大切な時間の写真がインターネットに流れた場合、リベンジポルノの被害にあうのと同じようなことになってしまいます。
それだけでなく、家族の写真が流出した場合、このケースは一枚で済まないので家族構成、家の場所、家の中、旅行の頻度などなど様々なデータから多くのリスクが発生し、犯罪行為に巻き込まれる可能性もあります。
つまり、極端な話をすると、ウイルス対策をするのはご自身が犯罪に巻き込まれることを防ぐというのと同じくらい大切なことなのです。
どのような対策が必要なのか?
ウイルス対策ソフトをインストールすれば大丈夫だと思っている方も多いと思いますが、実はそれだけでは不十分です。まず最初にやることは、OS やソフト(アプリ)のアップデート(更新)を必ずやることです。
OSやアプリの更新の必要性
ウイルスとは、OSやアプリの脆弱性(バグや不具合)をついて悪事を働くアプリと考えて頂くとわかりやすいと思います。
ですので、脆弱性をつくことができない状態にするのが最もシンプルな方法であり、最も効果が大きい対策です。
例えば、OS のアップデートをやると、使いたいときにすぐに使えないってこともあると思います。
そういうときは、使い終わった後にアップデートしておくとかでも構いません。
Windows では、自動的にアップデートを行いインストールまでしてくれます。
あとは、必要に応じて PC の再起動が促されますので、その時に再起動するかシャットダウンをしておいて、次回起動するという方法がいいと思います。
最新のOS を使う理由
世界中には、Windows の古いバージョンを使っている人は、まだまだ沢山います。
もしかしたら、Windows XP や Windows Vista を使っている人もまだいるかもしれません。
最新の Windows 10 を利用しようと考えた場合、古いバージョンの を使われている方の多くは、新しく PC の購入が必要になってくると思います。
そうすると、「年賀状ソフトが・・・」とか「動画編集ソフトが・・・」とか、ソフトを新しいものに買いなおさないといけない問題が出てきます。
これらのコスト負担により、最新のOSにしないという選択肢を選ぶ人も少なくないと思います。
でも、それって本当に正しい判断でしょうか??
ウイルスの感染経路を考えると、大きく言うと以下の二つになります。
- インターネット経由
- USB メモリなどの外部媒体
でしたら、古い OS の PC はネットワークから切り離して、外部媒体も接続しなければ、ウイルスに感染することはありません。
あとは、プリンターなりビデオなりとつないで、これまでと同じように利用するのことができます。
じゃー、インターネットにつなぎたい場合は?ってなりますが、
- 新しいPCを購入する
- タブレットを利用する
- スマホでもいいかも
と、インターネットに接続するデバイスを利用用途別に考えてもいい時代になってきています。
使う用途によって、かけるコストを選択できる時代なんですね。
ちなみに、Windows 10 では、様々なセキュリティ対策の機能が標準で利用することができますので、その点でも新しいPCにするのは一昔前よりも大きな価値を得るのと等しいと感じています。
ただ、その機能を書き始めるととっても難しい内容になっちゃうので、今回は割愛します。
(詳しく知りたい方は、こちらのサイトにどうぞ)
ウイルス対策ソフト
色んな種類のウイルス対策ソフトがあるので、どれを使えばいいか悩みますよね。
とても多くのウイルス対策ソフトがありますので、本当に悩ましい限りです。
有名なウイルス対策ソフトの「ウイルスの防御性」「パフォーマンス」「使いやすさ」を比較したサイトがありますので、これを基準に考えてもいいかもしれません。
■The best antivirus software for Windows Home User
この中にある、「Microsoft Windows Defender」が、実はWindows 10 ではデフォルトでインストールされているんですよね。
つまり Windows 10 では優秀なウイルス対策ソフトが無料で入っているんです。
ぶっちゃけ、無料ですが企業で使われているウイルス対策ソフトとそん色ない感じです。
むしろ、安いウイルス対策ソフトをインストールするよりも Windows Defender を使う方が安全だと感じています。
Windows Defender の評価
Windows Defender の評判を見ていると、定期的なウイルス検索がないからイマイチという評価があります。
多分この評価をされている方は、ウイルス対策ソフトは定期的なウイルス検索がなければいけないという思いがあるのだと思います。
定期的なウイルス検索のよって得られるメリットとは、ウイルスに感染しているファイルが PC に侵入し、ウイルス活動を行っていないパターンの時に、検出および駆除ができるということになります。
ただウイルス対策ソフトの本来の目的は、ウイルス活動を防御することなので、定期的なウイルス検索でなくても別にいいと、私は考えています。
実は、Windows Defender は、ウイルス活動を検出したときに、防御を行うタイプのウイルス対策ソフトです。
ですので、定期的なウイルス検索を行って、不必要に PC の性能を悪くするようなことをしないタイプのウイルス対策ソフトです。
また、例えばこの Web ページを動かす Internet 上に公開されているサーバでも、Windows Defender は採用されていますので、実績も十分と考えていいと思います。
最新のウイルスが出た場合は、前述の Windows Update で最新のウイルス対策が配られますので安心してご利用ください。
まとめ
OS やアプリはちゃんとアップデートしましょう。
Windows 10 を使っている方は、Windows Defender がありますので、PC を購入時点でウイルス対策がされているので安心してください。